写真のトリミング
フォトスタジオで写真を撮影した場合に、プリントする前にトリミングができますが、ここでは、写真のトリミングとは何かについて説明します。
撮影した後の写真を好きな縦横比(アスペクト比)で切りぬくことで、「切り抜き」とか「クロップ」とか「クロッピング」などと呼ばれる場合もあります。
写真撮影をする場合にトリミングを意識する
プロの写真家が撮影をする場合に、「どういった風に切り抜くのか」を決めているのですが、その理由はカメラのレンズは真ん中ほど画質が良いからです。
良いトリミングを想像しながら構図を考えていますし、スクエアの写真で仕上げるならば、左右を切り落とすことを想定して構図を決めますし、縦長のトリミングをする場合は上下を切り落とすことを想定します。
ここで、悪いトリミングと良いトリミングを説明しておきましょう。
少しでも良い画質にしたいから左右なのか上下なのか、どちら一方のトリミングを心がけるといいです。
面倒だから、とりあえず広め(大きめ)に撮影してあとでトリミングすれば良いという考えでは画質が悪くなります。
良いトリミングとは、トリミングする前よりもトリミングした後のほうが良くならないといけません。
フォトスタジオの場合はプロフェッショナルのカメラマンですから、こういったトリミングに関しても意識して構図を決めますので、大切な記念写真は、やはり専門の写真館を利用するべきですね。
典型的なアスペクト比
トリミングはいろいろなアスペクト比がありますが、良く使われるのがスクエア構図・横長構図・縦長構図です。
「スクエア構図」は1対1で正方形の構図で、メインの被写体の左右に邪魔なものがあるケースに利用して主題を引き立てることができます。
「横長構図」は空間的に広がりを感じやすくなり2:3や3:4のアスペクト比になり、「縦長構図」は縦方向のラインを強調したい場合は高さがある被写体の場合に使います。